( 2017.09.15 )
● イエメンのコレラ感染者、世界最悪レベルか!
赤十字国際委員会は13日、内戦で悲惨な人道的状況下にあるイエメンでコレラの感染者数が年末までに85万人に達する恐れがあると警告した。
イエメンではサウジアラビアが支援する政府と、首都サヌアを掌握するイスラム教シーア派の反政府勢力との間で紛争が2年以上続いてインフラが崩壊。世界最悪レベルのコレラのまん延を招いている。
ここ数か月、コレラ感染拡大の勢いはやや衰えているが、抑え込むまでにはほど遠い状態。
国際赤十字・当局は「7月時点では年末までの感染者が60万人に達すると懸念していたが、現在すでに感染の疑いがあるのが64万7000人に上っている」と語った。
その上で最悪の場合、年末までに85万人に達すると指摘し、感染拡大を抑えられていない。封じ込められないでいると述べている。
WTO・世界保健機関によると今月、イエメンでのコレラによる死者が2065人に達したと発表している。