( 2015.01.18 )
● 佐賀県有田町の養鶏場でも鳥インフルと確認、7万3千羽の処分開始!
佐賀県有田町の養鶏場でも17日、鳥インフルエンザに感染した疑いのある鶏が見つかり、同県の遺伝子検査で高病原性のウイルス(H5亜型)と確認、全国の養鶏場で鳥インフルエンザの感染が確認され鶏の殺処分が実施されたのは、今シーズン(この冬)5例目となり、佐賀県内での感染確認は初めてとなる。
県によると、養鶏場では15日に4羽、16日に7羽、17日も8羽が死んだため、同日午後1時に「西部家畜保健衛生所(佐賀県武雄市)」に通報した。
衛生所の職員が養鶏場で簡易検査したところ、陽性と確認。 その後、「中部家畜保健衛生所(佐賀市)」において詳細な遺伝子検査をした結果、18日午前2時50分ごろ、高病原性と確認した。
感染の確認結果をうけ、県は18日未明、この養鶏農家が町内の二ヶ所の養鶏場で飼育する計約7万3千羽の肉用鶏の殺処分を開始した。
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● ウイルス感染養鶏場(殺処分実施) ● 野鳥の感染確認
( 2015.01.16 )
● 岡山県笠岡市の養鶏場でも鳥インフルエンザ感染確認で約20万羽の鶏の殺処分へ!
岡山県は15日夜、笠岡市の養鶏場で死んだ鶏を遺伝子検査した結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5亜型)の感染を確認したと発表、国の防疫指針に基づき、この養鶏場で飼育している約20万羽の鶏の殺処分を16日朝から開始するとともに、半径3キロ以内を家禽(かきん)の移動制限区域、半径10キロ以内を搬出制限区域に設定した。
伊原木隆太・岡山県知事は、対象となる鶏の数が膨大であるため、自衛隊の派遣を要請した。
これに関し、安倍晋三首相は、防疫措置の徹底と迅速に進めることなどを指示し、阿部俊子農林水産副大臣が16日、状況把握と防疫対応のため岡山県庁を訪問する予定を発表。
( 2014.12.30 )
● 山口県長門市の養鶏場でも高病原性鳥インフルウイルス感染確認で3万7千羽を殺処分!
山口県長門市日置中の養鶏場で、28日から29日にかけて計21羽が死に、29日の簡易検査で陽性と判明。県がさらに詳しい遺伝子検査を実施したところ、「H5亜型」のウイルスが確認された。
山口県は、鳥インフルエンザウイルスのまん延を防止するため、この養鶏場で飼われている約3万7000羽の鶏の殺処分に着手。半径3キロ以内を家禽(かきん)の移動制限区域、半径10キロ以内を搬出制限区域に設定した。 高病原性鳥インフルエンザは今冬、宮崎県で2例の感染が確認されており、今回で3例目となった。
政府と都道府県、農家は感染防止に全力を挙げているが、鳥インフルエンザは、渡り鳥や小動物を介して家畜の鳥にウイルスが広がると考えられているが、感染経路の特定が困難で、完全に封じ込めるのは限界があるとみられている。
例年だと1月から2月中旬が感染発生のピークであることから、今年は何時もより発生状況が早く、全国的な更なる感染拡大が心配されている。
( 2014.12.29 )
● 山口県長門市の養鶏場でも高病原性鳥インフル感染の疑い!
山口県は29日、県内で高病原性鳥インフルエンザウイルスに感染した疑いのある事例が確認された、と発表した。県によると、同県長門市の養鶏場で感染した疑いのある鶏が見つかったという。この養鶏場では、約3万7千羽の肉用種鶏を飼育している。県は同日午後6時半から対策会議を開き、対応を協議する。
山口県内では2004年に同県阿東町(当時)の養鶏場の鶏から高病原性の鳥インフルエンザウイルスが検出され、11年には同県宇部市の公園で死んだコクチョウなどから高病原性のウイルスが確認された。
今年は韓国で高病原性鳥インフルエンザが猛威を振るい、日本国内でも感染した鳥が各地で確認されている。今季は宮崎県延岡市や宮崎市の養鶏場の鶏、鹿児島県出水市のツルのほか、島根、千葉、鳥取の各県でも鳥への感染が確認され、自治体などが警戒を呼びかけている。
( 2014.12.29 )
● 鳥インフルで、九州・宮崎市の養鶏場が4万羽の殺処分!
宮崎市高岡町の養鶏場でも、高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)が確認された問題で、県は29日朝までに国内で今年2例目となる殺処分が行われた。
宮崎県によると、養鶏場は鶏が相次いで死んだことから28日午前、簡易検査を行った結果、陽性であったことから県に通報した。 県は遺伝子検査の結果を踏まえて国と協議し、29日午前0時から養鶏場の約4万2千羽を殺処分、午前6時50分に終了した。
宮崎県延岡市北川町の養鶏場でも、今月の14日から15日にかけて鶏29羽余りが死に、高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)が検出されたことから、約4千羽が今年になり国内最初の殺処分となった。
( 2014.12.20 )
● 岐阜県の野鳥の死骸からも鳥インフルエンザ(H5N8型)確認!
岐阜県は20日、同県可児市で今月12日に発見された野鳥のオシドリの死骸から、高病原性の鳥インフルエンザウイルス「H5N8亜型」が検出されたと発表した。
オシドリの死骸は今月12日、可児市緑の民家の庭で発見され、遺伝子検査で鳥インフルエンザの陽性反応が出ていた。
県によると、同県内での高病原性鳥インフルエンザウイルスの検出は初めてで、今のところ県内の養鶏農家から異常があるとの通報はないという。
北国から渡り鳥が越冬のため飛来するこの時期、ウイルスに感染した野鳥による日本国内での更なる感染拡大が懸念されていて、この秋、既に鹿児島県、鳥取県、千葉県では野鳥のフンや死骸から同様のウイルス「H5N8亜型」が検出、宮崎県延岡市では養鶏場の鶏が感染し、約4000羽が殺処分されている。
( H5N8型・鳥インフルエンザは極めて毒性の強い高病原性のウイルスであり、渡り鳥の媒介により感染が拡大している可能性が指摘されていて、日本の農林水産省によると、冬季越冬のためシベリアからの渡り鳥が、朝鮮半島を経由して日本に来ることも多く、過去にも韓国で鳥インフルエンザが流行した後に日本で発生したことがあり、今年も1月頃より韓国で大規模な感染が発生し、アヒルなど1400万羽もの大量処分をする事態となっていることから、日本政府も渡り鳥が大量に移動してくる秋から冬・春先にかけて国内へのさらなる感染拡大が懸念され、警戒を強めている。 )
( 2014.12.16 )
● 延岡市の養鶏場で鳥インフルエンザ(H5型)発生!
宮崎県の延岡市北川町にある養鶏場で、今月の14日から15日にかけて鶏29羽余りが死に、検査した5羽のうち3羽から「H5型」という強い毒性を持つおそれがある鳥インフルエンザウイルスが遺伝子検査で検出された。
これを受けて、宮崎県は延岡市などと共に、16日午前2時半からこの養鶏場で飼育されているおよそ4000羽の鶏すべての処分を始めた。
また、宮崎県はこの養鶏場から半径3キロ以内にある養鶏場1か所に対して、鶏や卵の移動を禁止するとともに、半径3キロから10キロ以内にある養鶏場1か所に対しても、域外への出荷を禁止する措置を取り、さらに、半径10キロ以内の8か所の道路に消毒するポイントの設置を進めていて、通行車両に対する消毒を行っている。
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宮崎県内では、3年前の平成23年1月にも宮崎市や延岡市の養鶏場で鳥インフルエンザが発生し、その後、延岡市や都農町などでも感染が相次ぎ、3月にかけて8つの市と町の合わせて13の養鶏場で、鳥インフルエンザの発生が確認され、県内で100万羽余りの鶏が処分された。
このとき、検出されたウイルスは毒性の強い「H5N1」型で、当時、全国各地の野生のツルや白鳥、それに飼育されている鶏などから相次いで検出されていた型と同じで、およそ2か月間にわたって、県内で飼育されている鶏のおよそ45%に当たる1000万羽余りの出荷が見合わされたことなどで、養鶏業界全体での被害額は90億円余りに上った。
今年は、全国各地の野鳥やそのフンから「H5N8型」鳥インフルエンザウイルスが見つかっており、各自治体でも鶏などに感染が拡大しないか警戒を強めていたところであった。
前回の感染が拡大した2010年冬から2011年春にかけては、たくさんの野鳥から鳥インフルエンザウイルスが見つかり、養鶏場だけでなく、動物園などにも感染が拡大したが、今回もウイルスの型は異なるものの、状況はよく似ているとも言われている。
毎年、冬になると中国北部やシベリアなどから越冬のためにツル・ガン・カモなど多くの渡り鳥が朝鮮半島を経由して日本列島に飛来してくるケースも多く、これらの野鳥が鳥インフルエンザウイルスの感染拡大の一因になっているとの指摘がされている。
今年は、特に韓国で1月頃より「H5N8型」鳥インフルエンザウイルスの大規模な感染が発生しており、アヒルなど1400万羽もの大量処分をする事態となり、さらにそのウイルスに感染した野鳥たちによって夏の営巣地であるシベリアに運ばれ、そこで感染を繰り返し、この秋から冬にかけ、再び世界に分散していった可能性が指摘されていた。
それを裏付けるかのように、この冬ドイツやオランダ、イギリスなどでは、すでに「H5N8型」ウイルスによる鳥インフルエンザの大発生が報告されている。
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(環境省WEBサイト/高病原性鳥インフルエンザに関する情報)より抜粋
● 野鳥との接し方について
鳥インフルエンザウイルスは、感染した鳥との濃密な接触等の特殊な場合を除いて、通常では人には感染しないと考えられています。日常生活においては、鳥の排泄物等に触れた後には手洗いとうがいをしていただければ、過度に心配する必要はありませんので、冷静な行動をお願いします。
また、死亡野鳥に素手で触らない他、野鳥のいる公園等に行った際は、靴で糞を踏まないよう十分注意するようお願いします。
【現在の対応レベル】
対応レベル3(国内複数箇所発生時)
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・ 鹿児島県で野鳥の死骸から強毒性鳥インフル検出 (2014.12.10)
12月7日、鹿児島大学が行った遺伝子検査により、鹿児島県出水市で回収された死亡野鳥(ナベヅルの死亡個体)から鳥インフルエンザウイルス(H5N8亜型)が検出されたと発表。
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・ 千葉県で野鳥のふんから強毒性鳥インフル検出 (2014.12.03)
11月20日、千葉県が独自に行っている渡り鳥糞便調査(11月18日に採取)の遺伝子検査により、千葉県長生郡長柄町で採取したカモ類の糞便2検体から、鳥インフルエンザウイルス(H5N8亜型)遺伝子が検出されたと発表。
このため、全国の対応レベルを3に引き上げるとともに、11月23日~25日に野鳥緊急調査チームを派遣。
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・ 鳥取県で野鳥のふんから強毒性鳥インフル検出 (2014.11.27)
環境省は11月27日、鳥取市で採取したカモ類のふんから毒性の強い高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8亜型)を検出したと発表した。
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・ 島根県で野鳥(コハクチョウ)のふんから強毒性鳥インフル検出 (2014.11.3)
11月3日に島根県安来市において採取されたコハクチョウの糞便から高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N8亜型)が検出された。
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・ 韓国・高病原性鳥インフルエンザ(H5N8亜型)の発生通報 (2014.09.26)
9月25日、韓国当局から国際獣疫事務局(OIE)を通じ、韓国全羅南道霊岩(ヨンアム)郡の肉用あひる農場において、高病原性鳥インフルエンザ(H5N8亜型)の発生が確認された旨の通報があり、このことから、国内ではこれから本格的な冬鳥の飛来シーズンを迎えることから、常時の「対応レベル1」から、近隣国発生時の「対応レベル2」に引き上げ、監視体制等を強化して対応。
( 2014.01.27 )
● H5N8型・鳥インフルエンザが韓国で急速に拡大
今年になり、韓国ではH5N8型・鳥インフルエンザの鳥への感染拡大が確認されていて、1月16日に南西部・全羅北道のアヒル農場で最初に感染の疑いが報告されて以降、17日には農場近くの貯水池でも渡り鳥のカモが大量死しているのが見つかり、いずれもH5N8型・鳥インフルエンザの感染が確認されたという。
その後、全羅南道や忠清南道の農場へと感染が広がり、26日には首都圏である京畿道の湖で採取された野鳥のフンからもウイルスが検出されており、当局はさらなる感染拡大を防ぐため、26日までに43の農場のアヒルとニワトリ計約64万羽が殺処分された。
H5N8型・鳥インフルエンザは極めて毒性の強い高病原性のウイルスであり、渡り鳥の媒介により感染が拡大している可能性が指摘されていて、日本の農林水産省によると、冬季越冬のためシベリアからの渡り鳥は朝鮮半島を経由して日本に来ることが多く、過去にも韓国で鳥インフルエンザが流行した後に日本で発生したことがあり、日本政府も国内へのさらなる感染拡大が懸念され、警戒を強めている。
我が国における鳥インフルエンザの状況については、平成22年11月以降、9県24農場で高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されたが、平成23年3月24日、全ての防疫措置が完了し、国際獣疫事務局(OIE)が定める基準に基づいて、鳥インフルエンザ清浄国に復帰したことを宣言。
なお、アジア周辺諸国では、依然として高病原性鳥インフルエンザが発生しており、我が国においても水際検疫の体制強化、感染の早期発見、ウイルス侵入防止に向けた徹底した対策が望まれる。
鳥インフルエンザのウイルス自体は通常、人には感染しないが、感染した鳥と濃厚な接触を持つことにより、ウイルスが変異することで人にも感染する危険性があり、新型インフルエンザの中には、鳥のインフルエンザ・ウイルスが変異し、人へから人へと感染を拡げ、人類の脅威となった事例が多くある。