( 2019.08.11 )
● フィリピンでデング熱の猛威、感染倍増、7百人超死亡
フィリピンで蚊が媒介するデング熱が猛威を振るっている。保健省によると、1月から7月27日までの感染者は約16万8千人と前年同期比で約2倍に。死者は720人に達した。同省は流行宣言を出し長袖、長ズボンの着用や防虫剤使用を呼び掛けている。
フィリピンでは6月から本格的な雨期に入り、蚊が大量発生したとみられる。7月21~27日には1週間だけで約1万3千人の感染が確認された。日本人に人気のリゾート、中部セブ島周辺も感染者が多い。保健省は他の政府機関や自治体などと連携し、蚊の繁殖地の調査や駆除を加速させる。
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( 2019.08.07 )
● フィリピン・デング熱のワクチン使用禁止の方針を堅持!
フィリピンは6日、蚊に刺されることによって感染するデング熱の全国的な流行を宣言する一方、世界初のデング熱ワクチンについては、使用禁止の方針を堅持すると明らかにした。
フランシスコ・デュケ(Francisco Duque)保健相は記者会見で、「デング熱の全国的な流行」を宣言。1月1日から7月20日までの症例は、前年同期比98%増の14万6062件に上り、662人が死亡したと明らかにした。
フィリピン政府は2016~17年、仏医薬品大手サノフィ(Sanofi)が開発したデング熱ワクチン「デングワクシア(Dengvaxia)」の接種キャンペーンを実施。接種を受けた70万人以上のうち子ども数十人が死亡したことを受けて、今年2月に同ワクチンの販売、輸入、頒布を禁止していた。
デュケ氏は6日、サノフィによる同ワクチンの販売承認の再申請について、検討中と説明。一方、現在の流行への対策で、幼い子どもらに重い症状がみられた同ワクチンを使用する可能性は排除した。
フィリピンは2016年、世界で初めてデングワクシアを使った大規模予防接種キャンペーンを実施した。
しかしサノフィが翌年、感染歴がない人に同ワクチンを接種した場合、感染時により深刻な症状を引き起こす可能性があると明らかにしたことで、物議を醸していた。
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( 2019.08.06 )
● フィリピン・デング熱の全国的流行宣言 600人死亡も!
フィリピンでデング熱による今年の死者が622人に達し、当局が全国的な流行を宣言した。
同国保健省の発表によると、今年初めから先月20日までに報告された患者は14万6000人を超え、昨年の同じ時期より98%増加した。
当局は先月、デング熱の死者が450人を超えたことを受け、全国に流行警報を出していた。ただし現地のCNN系列局が当局者らの話として伝えたところによると、この時点で流行は一部地域に限られていた。
その後さらに200人近い死者が出たことから、当局は対応強化に向けて全国的流行を宣言した。
国内17地方のうち、流行宣言が出された計7地方には全人口の約4割に当たる4000万人あまりが住む。このほかにも複数の地方で千人単位の患者が報告されている。
デュケ保健相は7日の記者会見で、「1週間当たり平均5100人の患者が出ている」と述べ、記録的な流行との見方を示した。
保健当局は先月から、各地方の病院に数百人の医師や看護師を派遣し、緊急対策資金を交付するなどの対策を進めてきた。
同国は2016年、仏企業が開発したデング熱ワクチンの接種をアジアで初めて開始したが、副作用の恐れがあるとの報告を受けて17年に中止していた。
緊急対策当局の報道担当者は、ワクチン接種を再開する予定はないと述べ、ウイルスを媒介する蚊の駆除に集中する方針を示した。
デング熱の感染はバングラデシュでも拡大し、先月末には24時間で新たに1000人以上の感染が確認された。