( 2014.12.17 )
● 北欧のアザラシ大量死、鳥インフル原因か!
スウェーデンとデンマークの沖合で今年、鳥インフルエンザの流行によりアザラシ約3000頭が死んだ恐れがあると、スウェーデン当局が16日、発表した。ドイツ当局も先月、同様の報告をしていた。
スウェーデン海洋・水管理庁は、声明で「スウェーデンとデンマークの海域で今年に入ってから現在までにゼニガタアザラシ約3000頭が死んだ。これらのアザラシはH10N7型の鳥インフルエンザウイルスに感染した可能性がある」と述べた。
ウイルスが初めて検出されたのは今年4月、スウェーデン南西部のイエーテボリ(Gothenburg)沖で見つかった病気のアザラシやアザラシの死骸からだった。海洋・水管理庁によると、死んだアザラシの数は当初想定していたよりもはるかに多かったという。
10月時点では、ウイルス感染で死んだアザラシの数は700頭ほどと推定されていた。だが現在、専門家らは、死んだアザラシの大半が海に沈んだため、死んだ個体数の推定は困難だと考えている。
「感染したアザラシの個体数や感染の広がり度合いについて、われわれはまだ全体像を把握していない」と、海洋・水管理庁の生物学者は語った。
スウェーデン海洋・水管理庁は、スウェーデン海域のアザラシの大半がウイルスに感染したものの、抗体を作り身を守ったアザラシが多かったとみている。
スウェーデンには推定1万頭のアザラシが生息しているといわれている。
また11月末、ドイツ北部のシュレスウィヒ・ホルシュタイン州当局は、推定生息数1万3000頭のアザラシのうち、約1600頭が鳥インフルエンザウイルスに感染し死んだと報告していた。
ノルウェーやオランダでも、鳥インフルエンザに関連したアザラシの死の報告が出ている。
( 2014.11.18 )
● 英国とオランダで相次ぎ鳥インフル検出、家禽を殺処分!
英国とオランダの当局は16日、国内の家禽農場で鳥インフルエンザウイルスが検出されたと相次いで発表した。
オランダ政府は、「高病原性」の鳥インフルエンザウイルスが同国中部の家禽農場で検出されたと発表。非常に危険なウイルスで「人に感染する恐れが高い」として、国内の家禽の移動を禁止した。保健当局が中部ヘーケンドルプの農場でニワトリ約15万羽の殺処分を開始したという。
一方、英環境・食料・農村省は、イングランド北部ヨークシャー州の家禽飼育場で鳥インフルエンザウイルスを検出したため、飼育場周辺を封鎖し家禽の殺処分を開始したと発表した。
検出されたウイルス株について詳細は公表していないが、人体に危険を及ぼす恐れは「非常に低い」としている。
鳥インフルエンザをめぐっては2003年、致死率の高いH5N1型ウイルスが東南アジアを中心に猛威を振るい400人以上が命を落としている。また、2013年に初めて検出されたH7N9型ではこれまでに170人以上が死亡している。