( 2014.04.14 )
● レイチェル・カーソンの遺言「沈黙の春」・没後50年
本日(4月14日)は、作家 レイチェル・カーソン(1907年5月27日 ~ 1964年4月14日)の没後50年にあたる。
環境保護運動の原点となった著書「沈黙の春」は、野生の鳥たちが農薬の影響で姿を消したとして、化学物質の危険性を訴え、人類による環境破壊に対し警鐘を鳴らす内容に、世界は衝撃を受けた。
「自然は沈黙した。
薄気味悪い、鳥たちはどこへ行ってしまったのか、みんな不思議に思い、不吉な予感に脅えた。
ああ~鳥がいた、と思っても死にかけていた。ぶるぶるからだをふるわせ、飛ぶこともできなかった。
春が来たが、沈黙の春だった。
病める世界、新しい生命の誕生をつげる声も、もはやきかれない。
すべては、人間がみずからまねいた禍いだった。」
生物学者で作家でもあったレイチェル・カーソンは、著書で人工の化学物質を正しく管理しなければ、人類は間違いなく悲惨な結果を迎えると警鐘した。
「人類の作り出した化学物質は、便利で豊かな生活をもたらす一方で、環境を汚染し、やがて人間の身体をも蝕む危険性がある。」 カーソンの警告は、やがて現実になる。
環境運動の先駆者として、後の人々にも多大な影響を与え、その思想や著書は今なお色あせることはない。
・主な著書
「潮風の下で」 原題(Under the Sea-Wind) 1941年
「われらをめぐる海」 原題(The Sea Around Us) 1951年
「海辺」 原題(The Edge of the Sea) 1955年
「沈黙の春」 原題(Silent Spring) 1962年
「センス・オブ・ワンダー」 原題(The Sense of Wonder) 1965年