2014/01/27

H5N8型鳥インフルエンザ、韓国で急速に拡大


( 2014.01.27 )

● H5N8型・鳥インフルエンザが韓国で急速に拡大 


 今年になり、韓国ではH5N8型・鳥インフルエンザの鳥への感染拡大が確認されていて、1月16日に南西部・全羅北道のアヒル農場で最初に感染の疑いが報告されて以降、17日には農場近くの貯水池でも渡り鳥のカモが大量死しているのが見つかり、いずれもH5N8型・鳥インフルエンザの感染が確認されたという。
 その後、全羅南道や忠清南道の農場へと感染が広がり、26日には首都圏である京畿道の湖で採取された野鳥のフンからもウイルスが検出されており、当局はさらなる感染拡大を防ぐため、26日までに43の農場のアヒルとニワトリ計約64万羽が殺処分された。

 H5N8型・鳥インフルエンザは極めて毒性の強い高病原性のウイルスであり、渡り鳥の媒介により感染が拡大している可能性が指摘されていて、日本の農林水産省によると、冬季越冬のためシベリアからの渡り鳥は朝鮮半島を経由して日本に来ることが多く、過去にも韓国で鳥インフルエンザが流行した後に日本で発生したことがあり、日本政府も国内へのさらなる感染拡大が懸念され、警戒を強めている。

 我が国における鳥インフルエンザの状況については、平成22年11月以降、9県24農場で高病原性鳥インフルエンザの発生が確認されたが、平成23年3月24日、全ての防疫措置が完了し、国際獣疫事務局(OIE)が定める基準に基づいて、鳥インフルエンザ清浄国に復帰したことを宣言。
 なお、アジア周辺諸国では、依然として高病原性鳥インフルエンザが発生しており、我が国においても水際検疫の体制強化、感染の早期発見、ウイルス侵入防止に向けた徹底した対策が望まれる。

 鳥インフルエンザのウイルス自体は通常、人には感染しないが、感染した鳥と濃厚な接触を持つことにより、ウイルスが変異することで人にも感染する危険性があり、新型インフルエンザの中には、鳥のインフルエンザ・ウイルスが変異し、人へから人へと感染を拡げ、人類の脅威となった事例が多くある。